こんにちは、ニャン吉です。
エギングで全然釣れないんだけど、何とかならない?
エギングを始めてみたはいいものの、中々釣果が伸びない・・・そのようなこと感じてませんか?
釣果を上げるためにはまず釣果が上がらない原因を知り、改善していくことが最も近道です。
この記事ではエギングで釣れない原因から対策、アイテムまで解説していきます。
エギングで釣果を上げたい人は読んでみて下さい。
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エギングが釣れない原因
アオリイカが釣れる時期じゃない
時期 | 月 | 狙い目のイカ | 推奨エギのサイズ | 主な釣り場 | 詳細 |
---|---|---|---|---|---|
秋 | 9月~11月 | 子イカ | 小型(2号程度) | 港内、堤防周り | アオリイカの孵化後のシーズンで、活発に捕食活動を行う |
春 | 4月~6月 | 親イカ | 大型(3.5号程度) | 沖の流れ、藻場 | 産卵のために接岸する親イカを狙うシーズン |
これらの時期は一般的なエギングシーズンです。地域によっては下記で解説します。
初心者の方でも釣りやすいのは秋のシーズン。
この春秋のシーズン以外は初心者には釣れにくい状況になってしまうため、シーズンオフの時期は避けたほうが良いかもしれません。
底を攻め切れていない/攻めすぎている
エギングでは底付近を好むイカが多く、初心者は底を攻め切れていないことが多いです。
エギは沈降が遅いため、しっかりと底を攻める必要がありますが、アクション後のフォール時間が短くなり、エギが上に上がってしまうことがあります。
エギングの商品には必ず沈下速度「3秒/m」など記載がありますので、沈下速度を意識し、底をトレースする意識をするといいでしょう。
しかしこの固定概念のボトムばかり意識しすぎるのも釣果を落とす原因です。
アタリを見逃している
アオリイカのアタリは初心者の人には難しく感じる場合があります。
- ラインが引き込まれる
- ラインが止まる
- ラインがたるむ
フォール中のエギに無駄な揺れを与えたり、ラインがたるみすぎていると、アタリが分かりにくくなります。
当たりの取り方は実戦を積むのが一番ですが、あまりに安価なロッドを使用していると、感度が悪い場合もあるため、タックルの見直しも必要になるでしょう。
シャクリ方がワンパターン
同じ釣り場に同じポイント、同じエギでアクションするワンパターンな釣り方は釣果が上がりません。
エギングでは色や動きで反応が変わったり、スレてエギを見切ったりすることがあります。
特に人気の釣り場ではそのような傾向があり、中々反応しない時はシャクリのアクションを見直す必要もあるでしょう。
また釣れていないのに、カラーローテーションやウエイトローテーションをしない人はどんな釣りでも釣れない人の特徴です。
アクションをつけすぎている
ワンパターンなアクションは見切られやすい傾向がありますが、エギを動かしすぎてもイカが警戒し、見切られてしまうこともあります。
必要以上にアクションを付けたり、イカがエギに抱き着く間も与えないほどのアクションスピードは避けるようにしましょう。
飛距離が足りない
エギはそもそも飛ばないタイプのルアーですが、飛距離を出すことはスレていないイカを見つけることに繋がります。
初心者は垂らしが短く振りが小さいキャストをしがちで、飛距離が足りないことが多いです。
釣り場の状況を把握して狙った場所に届くように、キャストを練習しましょう。
また太すぎるラインは飛距離を落とす原因にもなりますので、ラインの見直しもしてみて下さい。
同じ場所で粘りすぎる
初心者の大きな特徴は、釣れないポイントで長時間粘ってしまうことです。
釣れると聞いたポイントでも、必ずしも釣れるわけではありません。釣れない理由がある場所で粘っても無駄です。
アオリイカがいないか、時合いや潮の加減が悪い可能性があります。
一つの釣り場で移動を繰り返し、釣行時にはいくつかのポイントを回れるようにピックアップしておきましょう。
エギングが釣れないときの対処法
季節や地域に合わせた釣り方
地域 | 時期 | 詳細 |
---|---|---|
北海道 | 5月~9月 | ツツイカやヒイカがメインターゲット。ライトタックルでの夜釣りが主流 |
北陸 | 4月~5月、9月~11月 | 春の親イカシーズンは4月中旬から5月。秋は9月頃から子イカが狙える |
関東 | 4月~6月、9月~11月 | 春の親イカシーズンは4月から6月。秋は9月頃からエギングが楽しめる |
関西 | 4月~6月、9月~11月 | 春は4月から6月、秋は9月から11月が釣りやすいタイミング |
四国 | 3月~12月 | 海水温が高く、年間を通して大型のアオリイカが狙える |
九州 | 3月~12月 | 太平洋側は年間を通して釣りが楽しめる。日本海側も同様に釣れるシーズンが長い |
各季節に適した釣り方を意識することが重要です。春は親イカが増えるため、産卵場所である海藻地帯を狙いましょう。
秋は成長した子イカが増えるため、小さめのエギを使うと良いです。
夏は産卵後のイカが減り、冬は深場に移動するため、釣果が期待できないこともあるため、エギングのハイシーズンを意識して釣行に行くようにして下さい。
釣れる時間帯に行く
時間帯 | 季節 | 詳細 |
---|---|---|
朝と夕方 | 春・秋 | 潮が動くタイミングで狙い目。日の出・日没と重なるため釣果が期待できる |
昼 | 秋 | 子イカシーズンにおすすめ。視覚でイカを確認しながらサイトフィッシングが有効 |
夜 | 春 | 親イカを狙うのに適しているが、ラインの確認が難しいためエギングに慣れてから挑戦 |
また季節によっての時間帯も知っておく必要があります。
初心者には秋が適しているのは釣果のみならず、釣りのしやすさも理由です。
釣りの朝マズメや夕マズメはエギングでも年中通用します。春のシーズンのナイトゲームはエギングに慣れてから挑戦しましょう。
タックルを見直す
PEの太さ | リーダーの太さ | 長所 | 短所 | おすすめの時期 |
---|---|---|---|---|
0.4号 | 8lb(2号) | 小さいサイズのエギを飛ばしやすい、操作しやすい、高感度 | 根掛かり回収率が低い | 秋の小型サイズ狙い |
0.6号 | 10lb(2.5号) | エギ、イカのサイズを問わないスタンダード | 専門性は低い | オールシーズン |
0.8号 | 12lb(3号) | 根掛かりを回収しやすい、大型サイズとファイトしやすい | 小さいサイズのエギを飛ばしにくい、操作しにくい | 海藻が生える春 |
エギングで釣れないときは、タックルを見直すのも有効で最も効果があるのはライン。
スタンダードは0.6号ですが、飛距離を稼ぎたいときには細くすることも効果的ですし、根掛が多い場所では太めにした方が、ストレスなく釣りを楽しめるでしょう。
ラインやリーダーを見直すのはどんな釣りでも効果的です。
底をしっかり攻め、活性が高ければ中層や表層も
エギをゆっくり沈めることを意識し、風や潮の状況に合わせてフォール時間を調整しましょう。
キャスト後と同じように海中に向かうラインが止まったら着底の合図です。
フォールと着底をじっくり見せる釣り方を取り入れ、イカは30m先まで視認できると言われていますので、活性が高い季節はボトムに反応がなければ中層や表層も探っていきましょう。
リフト&フォールの軌道をイメージしてシャクると反応がある場合があります。
アタリが多いタイミングは?
タイミング | 説明 |
---|---|
フォール中 | エギが自然に落下する最中にイカが捕まえに来ることが多い。 |
しゃくり直後 | シャクリでエギを動かした直後、一瞬止まるタイミングで食いつく。 |
着底直前 | エギが底に着く直前、もしくは着底後にアタックすることがある。 |
ステイ中 | エギを動かさずにステイしている間にもイカが寄ってくることがある。 |
またラインを見やすい色にしたり、マーカーが入ったラインを使うことで、アタリの認識を高めることができます。
穂先を海面に近づけてラインが風の影響を受けないようにしましょう。
ローテーションとランガン
エギの種類やカラーを交換し、ランガン戦略(ラン&ガン)を取り入れましょう。
特に春のイカは違和感を抱くとスレるため、1投目を大切にし、数投して反応がなければ次のポイントに移動することも効果的です。
釣れない理由がある場所で粘っても無駄なので、積極的に移動してフレッシュなイカを狙いましょう。
自身の釣果のみならず、他の人の釣果を見て判断し見切りをつけることも大切です。またエギには地域ごとに当たりのカラーが存在します。
情報発信者は地域の方を参考にし、何を使っているかもよく見てみましょう。
釣り場所をよく観察する
釣り場に墨が散乱している場所は好ポイントです。見かけたら周辺を念入りに探り、様子を見ましょう。
エギングのポイントとしては
- 潮目がよく発生する場所
- 磯の先端
- 堤防の先端
- 島や沖磯との海峡
- アマモ帯
潮目が頻繁に現れる場所やイカの回遊量、回遊頻度も多い釣り場は好スポットとなります。
また他の釣り人が良く釣れているポイントもチェックしておき別の日や、時間をおいて入りなおしてみて下さい。
飛距離を伸ばす練習
垂らしを長くすることでスイングスピードを上げ、ロッドを鋭く振りやすくすることができます。
垂らしの長さは1m前後が適しています。また、肘と手首だけでなく肩を使って大きく振ることで飛距離を伸ばしましょう。
ロングロッドも有効ですが、ロッドを購入する前にキャストとラインを見直す方がコスパは高いと思います。
目的のポイントまでエギが届くように練習を繰り返しましょう。
エギングの情報サイトを常に確認する
現代は便利な世の中になっており、SNSやネットを駆使すればどこで釣れているかが簡単に知ることが出来ます。
エギングの情報サイトはいくつかありますので、釣果前に情報収集し、ポイントを選ぶ際に活用しましょう。
おすすめの情報サイトはこちら
エギングが釣れないときに頼りになるアイテム
シンカーを使用する
シンカーは風や潮の影響を受けてエギが沈まない時に効果的です。
シンカーを使うことでエギを強制的に沈ませ、釣果を上げることができます。陸から行う場合は0.5/1.0/1.5gまでが目安、フォールスピードを安定させたいときに活用しましょう。
夜光カラーのためナイトゲームにも有効です。
※ティップラン用と間違えないように注意してください。
エサ巻きエギ
エサ巻きエギという独自のイカ針に、魚の切り身やササミなどを取り付けられるエギもあります。
冬季のヤリイカで人気のモデルでアオリイカにも有効です。
エサが必要なためひと手間かかりますが、タフな状況では効果を発揮します。
エギングが釣れないときに有効なテクニック
スラッグジャークやダート
スラックジャーク | |
ダートジャーク | トゥイッチジャーク |
スラッグジャークはあえてラインにたるみを持たせた状態でシャクルことを指します。
このシャクリ方はエギに間を持たせることにも有効で、激しいシャクリでは反応がない場合にも効果的です。
ダートとトゥイッチの違いは、ロッドワークの大きさ、ダートは左右の動き、トゥイッチ小刻みな上下の動きを指します。
基本的な上下のシャクリにテクニカルな動きを加えることで、釣果につなげることが出来るでしょう。
ボトムステイ
エギングでもボトムステイと呼ばれるエギの放置も効果的です。
着底後放置し、勢いよくシャクる、この動作を繰り返します。潮流がある場所では流れによって不規則な動きにもなり、大物も期待できます。
上記のエサ巻きエギと組み合わせは特に効果的で、低活性時に試してみて下さい。
エギングが釣れないまとめ
エギングの釣れない原因や対策を知って、試行錯誤していけば必ず釣果に結びつきます。
もちろん試行錯誤した結果で必ず釣れるとは限りません。しかしそれもまた釣りのご賞味。
釣果を伸ばすために様々なことを試していきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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