こんにちは、ニャン吉です。
ジンベイザメの食べ物を教えてくれる？
世界最大のジンベイザメ、大きい体格を維持するために何を食べているか気になりますよね。
結論として自然界ではプランクトン、小魚、イカ/タコの幼生、水族館ではオキアミなどの小型エビ類を餌として与えています。
この記事ではジンベイザメの食べ物について、食べ方、一日の摂取量を人間と比較、水族館での餌やりの状況まで解説していきます。
ジンベイザメの食べ物について知りたい方は読んでみて下さい。
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ジンベイザメとは
ジンベイザメは、その巨大なサイズと温和な性格で知られる驚異的な海の生き物です。
世界最大の魚類であるこの優雅な巨人は、長さ12メートル以上にも成長することがあります。
しかし、その巨体にも関わらず、ジンベイザメは極めて穏やかな性格を持ち、人間に対して全くの無害です。
ジンベイザメは主に熱帯から温帯の海域に生息し、一般的には表層近くで見ることができます。
彼らは海洋の健康を示す指標ともなり、海のバランスを保つのに不可欠な存在です。
ジンベイザメの食べ物は？
プランクトンだけではない
ジンベイザメの食事は、主に海中に漂う小さな生物に依存しています。以下は、彼らが通常食べる主な食物のリストです。
- プランクトン:ジンベイザメの主食はプランクトン。彼らは口を大きく開けて海水を吸い込み、海水からプランクトンを濾し取ります。
- 小魚:小さな魚やクリルも食べます。これらはプランクトンと一緒にフィルターされ、ジンベイザメの栄養源です。
- イカやタコの幼生:イカやタコの幼生もジンベイザメの食事に含まれることがあり、これらはより大きいサイズのプランクトンとして扱われます。
どうやって食べるの？
ジンベイザメの食事方法は、他の大型の海洋捕食者とは大きく異なります。
彼らは積極的に獲物を追いかけるのではなく、ゆっくりと泳ぎながら口を開けて海水を通して餌を捕獲します。このフィルター・フィーディングは、エネルギーをあまり使わずに大量の食物を摂取する効率的な方法です。
ジンベイザメのこの食事方法は、彼らの巨大なサイズを維持するのに必要な膨大な量の食物を確保するために非常に適しています。
一日にどのくらいの量を食べているの？
研究によると、ジンベイザメが1日に摂取する餌の量は、若いジンベイザメは1日に約21Kgのプランクトンを摂取することがあります。この量は、人間で考えると多い量に感じますがジンベイザメの体重を考えればとしては多くありません。
美ら海水族館のジンベイザメは一日に30kg食べているとされています。
分かりやすいように人間と比較してみましょう。
例えば、平均的な成人男性が1日に必要とする食事量は成人男性で2kgです。これには、固形物と液体（飲み物）が含まれます。
| 比較項目 | ジンベイザメ | 成人男性 |
|---|---|---|
| 体長 (または身長) | 8.8 m | 約1.75 m (平均) |
| 体重 | 6 t | 約70 kg (平均) |
| 1日の食事量 | 30 kg | 2 kg |
| 体重比に基づく1日の食事量の割合 | 0.50% | 2.86% |
一日でジンベイザメは体重に対して約0.5%の食事を摂取しているのに対し、成人男性は約2.86%の食事を摂取しています。
この比較は、ジンベイザメがその巨体にもかかわらず、人間よりも比較的少量の食事で生活していることを示しています。
ジンベイザメが体重に対して摂取する食事の割合を、成人男性に適用した場合、成人男性は1日に約350g、おおよそ大きいリンゴ1個分やトウモロコシ1個分の重さです。
飼育されているジンベイザメの餌は？
引用元：大阪・海遊館 Osaka Aquarium Kaiyukan
飼育されているジンベイザメの食べ物は、オキアミ、イサザアミ、サクラエビの小さなエビ類です。
日本のジンベイザメ飼育で有名な美ら海水族館、海遊館ではこのような餌を与えています。
美ら海水族館の個体は成熟体であるため30kgと多い量ですが、海遊館は一日に8kgほどとされています。
水族館ではお食事タイムが設けられていますので、時間に合わせて赴けば立ち泳ぎしながらの食事シーンを観ることが出来るでしょう。
ジンベイザメは人間も食べるの？
ジンベイザメは人間を食べません。ジンベイザメは世界最大の魚類であり、その巨大なサイズにもかかわらず、非常に温和な性格をしており、人間に対して全く無害です。
またジンベイザメは、食道の大きさは小さく、大きな物体を飲み込むことはできません。
2010年、南フロリダ大学のフィリップ・モッタ氏による研究では、ジンベイザメが異質な物を食べるのを好まないことを発見しました。
実験で海水に浸した米やサルガッソ海藻をジンベイザメの前で投げ入れたところ、これらの物質はジンベイザメによってすぐに吐き出されたと報告されています。
ジンベイザメの食事風景を観ることは出来る？
ジンベイザメの食事風景を観る方法は3つ。
- 水族館
- ジンベイザメツアー(船上)
- シュノーケリング
水族館では毎日ジンベイザメに餌を与えていますので、餌やりの時間を確認してから赴きましょう。
また専門のツアーでは、船上からジンベイザメの食事行動を観察できます。これらのツアーは、ジンベイザメが自然環境で餌を摂る様子を遠くから見ることも可能です。
ハードルは高いですが、シュノーケリングを通じて、ジンベイザメと直接水中で接することができます。ただし、安全とジンベイザメの保護のために、専門のガイドやルールを守ることが重要です。
専門ツアーは沖縄県やセブ島で開催されています。
ジンベイザメに食べ物をあげたい！
ジンベイザメに食べ物をあげることは、飼育員にならない限りできません。
日本国内の水族館であっても餌やり体験は実施されておらず、国内では出来ないと思います。
しかし海遊館と、いおワールドかごしま水族館ではバックヤード(水族館の裏側)において、まじかで餌やりを観ることが出来ます。
ガラス越しではない迫力を体験してみたいという方は、海遊館やいおワールドかごしま水族館の体験実施情報を確認して下さい。
ジンベイザメの食べ物まとめ
ジンベイザメの食べ物はプランクトン小型のエビ類を食べています。
食事風景を観たい方はジンベイザメを飼育している水族館に足を運んでみましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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