こんにちは、ニャン吉です。
イトウの最大サイズを教えてくれる?
幻の魚とも言われる「イトウ」日本の最大級の淡水魚とも言われ、最大記録が気になりますよね。
結論として2m15cmの個体が過去に釣り上げられたこともあるようですが、内容としては信憑性が薄く、100年近く前のことで正確な記録は残っていません。
近年でも1m30cmや1mオーバーは釣り上げられており、正確な最大記録としては1m30cmが最大です。
この記事ではイトウの最大記録から近年釣り上げられた最大記録まで、イトウに類似する最大記録を持つ魚まで解説します。
イトウの最大記録について知りたい方は読んでみて下さい。
イトウの最大記録は?
イトウの最大記録は今から約87年前、昭和12年(1937年)秋に元九州大学教授、木村清朗博士が記録の、十勝川の千代田堰堤で捕獲された、イトウについての記述です。
参考文献:標津役場
イトウは、体長が約2.15m、体重が約26kgであったとされています。しかし、この記録は木村博士が直接測定したものではなく、ふ化場の職員からの聞き取りに基づいています。
日本最大記録のイトウは特殊な状況、つまり餓死寸前にあった、または干物のような状態であった可能性が高いということが読み取れます。仮に健康状態が良い場合は2mの場合90kgと推定されます。
多くのイトウ研究者の論文でもこの記述は引用されており、イトウ釣りをされる方には有名な話だそうです。
しかし、現在の北海道の自然環境では、そのような大きなサイズに育つのは困難であると考えられます。
近年のイトウ最大記録は?
1953年にオビラメの会会長の草津清作氏が尻別川で釣り上げた記録は、1m57cmとされています。
また1986年(昭和61)年12月13日、山下重雄氏によって尻別川で釣り上げられた1m30cmの個体です。
山下重雄氏によって釣り上げられた個体は、釣り雑誌「釣り道楽」にも掲載され、唯一記録と写真付きで残る伝説となっています。
近年最も新しい記録は、JGFA日本記録によると、2020年7月7日に北海道浜頓別において鵜山 和洋氏が釣り上げた、1m10cmを超える個体が公式記録として残っています。
2m越えはさすがに現実的ではありませんが、1m越えは現代でも狙えるようです。
イトウのアベレージサイズは?
イトウのアベレージサイズは場所によっても異なりますが、おおよそ60cm前後とされています。
70.80.90cm、そしていずれは1mクラスとを狙うのが主流です。
1m前後クラスになると10kg前後の個体となり、公式記録にも1m前後のイトウを釣り上げている釣り人がいます。
イトウに関しての釣果記録はJGFAにて参照して頂けます。
ポイントや日付も目安になり参考になるでしょう。↓
イトウの最大記録に近い種は?
魚種 | 最大サイズ (約) | 主な生息地 |
---|---|---|
イトウ | 2.15m | 北半球の寒冷地域の淡水 |
キングサーモン | 1.5m | 北太平洋の寒冷な海域、淡水で産卵 |
琵琶湖オオナマズ | 1m | 琵琶湖 |
トラウト | 1m | 北半球の冷水域 |
コイ | 1.2m | 世界中の淡水域 |
ハクレン | 1.3m | 北半球の寒冷地域 |
雷魚 | 1m | 日本、中国、ロシアの淡水域 |
サケ科で最も大きくなると考えられているのは、キングサーモン(マスノスケ)です。
アラスカの博物館には公式記録にある約1.5mの剥製が展示してあります、、またトラウト類も1m以上の個体が釣り上げられており、イトウの記録と同程度とされています。
2mのイトウは写真すら残っていませんので、サケ科の公式記録として残っているのはキングサーモンが最大とも言えます。
イトウ最大記録まとめ
イトウの最大記録は2mとされていますが、100年近く前の記録の為、信憑性も薄く、現在では幻の記録として扱われています。
しかし公式の記録でも1m30cmと言う記録が残されており、2024年現在でも1mクラスのイトウを狙うことが出来るでしょう。
我こそはと言う方はイトウのシーズンに北海道に足を運んでみて下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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