こんにちは、ニャン吉です。
ジンベイザメが観れる水族館を教えてくれる?
世界最大のジンベイザメ、日本では水族館で観ることが出来ます。当たり前のように感じますが世界中を見ても恵まれています。
結論として2024年現在は、美ら海水族館、いおワールドかごしま水族館、海遊館と3か所の水族館でジンベイザメが観ることが出来ます。
この記事ではジンベイザメが観られる水族館の紹介から、飼育の難しさまで解説していきます。
ジンベイザメが観られる水族館の最新情報が知りたい方は読んでみて下さい。
ジンベイザメがいる水族館
美ら海水族館 – 沖縄県
飼育数 | 1匹 |
名前 | ジンタくん |
体長/体重 | 8.8m/推定6t |
年齢 | 推定30-35歳 |
※2024年度情報
美ら海水族館は、日本沖縄県の本部町に位置する日本有数の水族館です。
この水族館は、巨大なアクリルガラスの水槽「黒潮の海」幅8.2メートル、高さ22.5メートルのアクリルガラスが有名で、ジンベイザメやマンタなどの大型海洋生物を展示しています。
ジンタ君は飼育年数最長記録(28年)を持ち、大きさを見ても飼育されているジンベイザメでは最大クラスです。
始めて美ら海水族館に来たジンタ君は体長4.6m、体重800kgだったそうです。最大3匹まで飼育していたジンベイザメは2024年時点では1匹のみとなっています。
海遊館 – 大阪府
飼育数 | 2匹 |
名前 | 遊(ゆう)/海(かい) |
体長/体重 | 約6m/約5m※
約1.6t/約1t※ |
年齢 | 15-16歳(遊)/7-8歳海(海) |
※2022年計測値
海遊館は、大阪市港区にある水族館で1990年に開館しました。
主な魅力は、ジンベエザメやイトマキエイが遊泳する「太平洋」水槽を含む14の大水槽です。また、この水族館は、日本国内で3位以内に入る年間来場者数、延床面積、屋内水槽の規模を誇り、世界でも上位にランクされています。
海遊館ではバックヤード(水族館の裏側)から餌やりをまじかで観られるプログラムも開催されています。
いおワールド かごしま水族館 – 鹿児島県
飼育数 | 1匹 |
名前 | ユウユウ(10代目) |
体長/体重 | 約4.7m |
年齢 | – |
いおワールドかごしま水族館は、1997年に開館した鹿児島市立の水族館。
この水族館は「黒潮浪漫街道」をコンセプトにしており、黒潮に洗われる鹿児島沿岸や鹿児島湾の海生生物を中心に展示しています。
2000年からの20年間で鹿児島県の沿岸で定置網にかかったジンベエザメは、わかっているだけで、158尾おり、水族館で飼育される個体は全て網に掛かってしまった個体です。
またジンベエザメの展示は「かごしま方式」として知られ、全長5.5メートルを上限として、再び海に帰す方法を取っており、野生への復帰訓練を行った上で放流する方法が取られています。
2023年の時点で現在のユウユウ(10代目)は4.7mあり、2024年~2025年に海に返される見込みです。
ジンベイザメがいた水族館
のとじま臨海公園水族館-石川県
※令和6年度能登半島地震において当面の間休館しております、復旧次第開館される見込みです。
このたびの災害により被災された皆様、ならびにそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
また皆様の安全と被災地の一日も早い復興を心より願っています。
ジンベイザメは2匹飼育されていましたが残念ながら、今回震災の影響で亡くなってしまいました。
現在のとじま水族館への見舞金を公益社団法人日本動物園水族館協会(JAZA)が受け付けております。
詳細は公式HPでご覧ください。↓
横浜・八景島シーパラダイス- 神奈川県
神奈川県の横浜・八景島シーパラダイス、関東で唯一ジンベイザメが観られる貴重な水族館ではありましたが、2018年10に定置網に迷い込んだ個体は2019年2月に亡くなっています。
執筆時に問い合わせたところ、今後の飼育予定はたっていないと回答を頂きました。
横浜・八景島シーパラダイスでは今迄3頭の飼育を試みてきましたが、いずれも感染症の為亡くなっています。
しかし東京湾の先端ではジンベイザメが迷いこんでくることもあり、今後保護される個体があれば展示されると思います。
ジンベイザメの水族館での見どころ
ジンベイザメの水族館での見どころとして。
- サイズや外観
- 食事時間
- 生態を知ること
まずサイズを注目ポイント、飼育されるジンベイザメは一般的には4~5mクラスが多く、この大きさは成熟サイズとされてますが、最大10m以上になる個体と比べると半分くらいの大きさと思っても良いでしょう。
また個体によって白い斑点や縞模様は違います。他の水族館の個体と比べてみるのも面白いかもしれません。
引用元:大阪・海遊館 Osaka Aquarium Kaiyukan
水族館名 | 開催時間 |
美ら海水族館 | 15:00/17:00 |
海遊館 | 10:30/15:00 |
いおワールドかごしま水族館 | 10:15~ |
※生き物の体調により、予告なくプログラムを変更・中止する場合があります。
水族館にはジンベイザメの食事時間が設けられています。食事はバックヤード(水族館の裏側)、つまり水面上から投入され、食事の時間になるとジンベイザメは立ち泳ぎをして餌を食べる風景は見どころです。
また水族館でジンベイザメを観るにあたって、事前に生態について知ることでより深い観察が出来ます。
もちろんそのサイズ感は知識が無くても圧巻の一言ですが、何でジンベイザメと言うの?から始まり、泳ぎ方、他のサメと違う所や、生態系を作り出す性格、目を引っ込めることが出来るとは中々ご存じの方もみえないでしょう。
水族館に行く前にお子さんと一緒に学んでみるもの良いと思います。
ジンベイザメは水族館で飼育するのは難しい?
ジンベエザメは世界最大の魚類で、成体は長さが12メートルを超えることもあります。そのため、彼らを飼育するには非常に巨大な水槽が必要です。
ジンベイザメを飼育できるような、大型の水槽がある水族館は日本でも限られていますし、寿命が短くなってしまうという問題点も抱えています。
ジンベイザメの寿命は一般的には80年前後、近年では100年は生きる可能性もあると報告されています。
日本のみならず海外でもジンベイザメの飼育には動物愛護の観点で批判を浴びやすく、かごしま水族館のような取り組みは画期的です。
閉じられた空間での生活はストレスになり、彼らは長距離を泳ぐ習性もありますし、また止まることが出来ません。したがって適切な運動量を確保するのが難しいとされています。
自然界でもかなりの距離を泳いでいることは海遊館の調査でも明らかです。
海遊館のジンベイザメ回遊研究記録はこちら↓
ジンベイザメの飼育はアメリカで1か所、台湾/中国は現在不明です。日本はジンベイザメが飼育されている一番多い国なのかもしれません。
ジンベイザメがいる水族館まとめ
ジンベイザメは全国3か所の水族館で観ることが出来ます。
しかし水族館によって定期的に放流したり、体調が悪い場合は他の場所へ移される場合もあります。
現在飼育している箇所でも観れない時期があるかもしれませんので、赴く前に確認して頂き大迫力のジンベイザメを観に行ってみて下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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