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トラウト釣りを始めよう!入門に必要なタックルから装備や釣り場まで

渓流釣り

こんにちは、ニャン吉です。

トラウト釣りを始めようと思っているんだ、詳しく教えてくれる?

トラウト釣りはサケ科の釣り全般を指す為とても範囲が広い釣りです。種類が豊富で分かりにくいですよね。

種類としては管釣り場(エリアトラウト)、渓流釣り(ネイティブ)狙いと分けて考慮したほうが分かりやすいでしょう。

この記事ではトラウト釣りの種類から必要なタックル、仕掛けまで、トラウト釣りに関連する注意事項を解説していきます。

トラウト釣りを知りたい方は読んでみて下さい。

トラウト釣りとは?

トラウトの種類

トラウトとはサケ科全般の魚種を指す言葉であり、トラウト釣りに含まれる代表的な対象魚種としては、ニジマス、イワナ、ヤマメです。

これらの魚は一生を河川で過ごす河川残留型とも言われ、それとは別に降海型の魚種は名前が異なります。

河川残留型 降海型
ニジマス スチールヘッド
イワナ アメマス
ヤマメ サクラマス

降海型(こうかいがた)とは、生活の一部を海で過ごす魚のことを指します。

これは、サーモン科の魚に見られる生態の一つで、川で孵化した後に成長するために海へ降り、一定期間を海で過ごした後に再び生まれた川へ戻って産卵する習性のことです。

生態によって呼び名が変わることを念頭に置いておくと、トラウトの対象魚を理解しやすいでしょう。

エリアトラウト、渓流釣り

トラウト釣りは別名エリアトラウトや渓流釣りとも言われます。

  • エリアトラウト=管釣り場(釣り堀)
  • 渓流釣り=ネイティブ狙い(自然下のトラウトを狙う)

エリアトラウトは利用料金を払い、サケ科全般の魚種を狙える釣り堀であり、自然の池や湖を利用して運営している場所が多いです。

自然下のトラウトを狙う場合は、渓流釣り、ネイティブ狙いなど、エリアトラウトとは言いません。

ニジマスは北海道と一部の地域にしか定着していない為、トラウトにおける渓流釣りは一般的にイワナやヤマメ、または降海型魚種狙いを指します。

※渓流釣りは河川により、管理している漁業組合が異なり、対象河川で釣りを行うには遊漁券を購入する必要があります。

トラウト釣り4つのスタイル

ルアー&フライかエサ釣りか

トラウト釣りには主に4種類の釣りスタイルに分けられます。

  • ルアーフィッシング(ルアー)
  • フライフィッシング(フライ)
  • テンカラ(フライ&餌)
  • ミャク釣り(餌)

これら4種類の釣りスタイルは、それぞれ異なる技術や楽しみ方を提供し、トラウト釣りの奥深さを示しています。

釣り人は自分の好みや目指す釣りのスタイルに応じて、これらの方法から選ぶこともトラウト釣りの魅力。

注意したい点は管釣り場においてはルアー&フライのみの場所が多く、餌釣りが禁止されている管釣り場が殆どです。

ルアーフィッシング

ルアーフィッシングは、人工的に作られた餌(ルアー)を使用して魚を釣る方法です。

トラウト釣りにおいては、ルアーを使って魚の注意を引き、攻撃本能を刺激することで釣り上げます。

ルアーには様々な種類があり、スプーン、プラグ、ソフトルアーなどがトラウトを狙うのに効果的です。ルアーフィッシングは、水の流れや深さ、魚の活性に応じてルアーを変えながら、技術や知識を駆使する楽しみがあります。

フライフィッシング

フライフィッシングは、羽毛や糸で作られたフライ(人工の虫)を使用してトラウトを釣る高度な技術を要する釣り方です。

この方法は、トラウトが自然に餌を捕食する状況を模倣し、魚を騙して釣り上げます。

フライフィッシングは、特に清流や渓流でのトラウト釣りに適しており、正確なキャスティング技術と魚の食性に深い理解が求められ、釣り人は自然との一体感を深く味わうことができます。

テンカラ

テンカラ釣りは、リールを使用せず、長い竿と糸、そしてフライのみを用いる日本古来の釣り方です。このシンプルな装備により、釣り人は糸の操作に集中し、繊細なアクションを実現できます。

手返しが良い反面、繊細な技術が必要な為、上級者に楽しめるスタイルです。

フライで釣るスタイルや餌を使用して釣りあげます。

ミャク釣り

ミャク釣りは、リールを使用せず、のべ竿と軽いオモリを付けた仕掛けで行う釣法です。ウキを使わず、見印を付けた糸の変化や竿、指先の感触によって魚のアタリを感じ取ります。

テンカラと違う点は主にエサ釣りである点と、目印、重りを使用する点です。

この方法は、特にオイカワ、イワナ、ヤマメといった川魚や、ハゼ、メバルなどの海の小物釣りに適しています。

ミャク釣りはシンプルで装備も安価であり、ライントラブルが少なく、釣り初心者にもおすすめです。使用する竿の長さは釣行する水域によって異なり、糸はピンと張ることでアタリを明確に感じ取れます。

トラウト釣りルアーフィッシングの仕掛け

アイテム 参考仕様
竿(ロッド) 5~7フィート前後
リール 1000番~2000番
糸(ライン) 2ポンド(0.4号)~4ポンド(1号)
ルアー スプーン 1g~3g

クランクベイト・ミノー 2cm~7cm

ロッドに関してはトラウト用ロッドを選択し、飛距離がより欲しいのであれば長めの竿を、取り回し重視であれば短い竿を選んで下さい。

ウルトラライト(柔らかい竿)を選んだ方が、魚が食いついた際に弾きにくく、トラウト釣りでは主流です。

リールはラインが細い為、1000番~2000番程度のスピニングリールが適しており、ラインはナイロンまたはPEラインも人気を集めています。

ルアーに関して代表的なものは3種類。

スプーン クランクベイト ミノー

スプーンは1g~3gまたは5gほどの重さがあれば、一定層をトレース(泳がせる)しやすいメリットがあり、クランクベイト、ミノーは種類も豊富でついつい揃えたくなってしまうアイテムです。

スプーンでは全く反応なかったのに、ミノーであっさり釣れたという事もよくあり、魚のコンディションに合わせて複数のルアーをローテーション(順番にルアー交換)しながら使い分けると良いでしょう。

トラウト釣りフライフィッシングの仕掛け

アイテム 仕様
ロッド 7~8フィート(4#~6#)
リール 竿の番手に合った物が好ましい
ライン #5番前後
リーダー/ティペット 4x~6x
フライ パラシュート、ストリーマー等

ロッドはフライロッド、リールはラインやロッドに合わせて選んで頂ければ良いでしょう。

初めのうちは分かりませんので、ロッドとリールがセットになった商品が安心です。

ラインはフローティング(浮くライン)とシンキング(沈むライン)とフライの種類によって使い分け、最初はフローティングの方が扱いやすいと思います。

フライの装備は通常の竿と表記が違い、番手別の硬さを#で表し、釣りに慣れた方でもキャスト(投げる)が少し難しいと感じるかもしれません。

代表的なフライは3種類。

ドライフライ ストリーマー エッグフライ

ドライフライは、水面に浮かぶフライで、水面に出現する昆虫を模倣しています。

ストリーマーは、小魚やその他の水生生物を模倣したフライで、主に水中を移動する獲物を表現し、大物狙いでも活用されます。

エッグフライは、魚の卵を模倣したフライで、特に産卵期にいる魚がターゲット。これは、サケ、マスなどが産卵する時期に特に効果的です。

フライフィッシングは初心者の方には分かりにくいと感じるかもしれません。しかしルアーフィッシングと表記が違うだけで基本的には変わりません。

ルアーフィッシングに飽きてきたという方はフライフィッシングに挑戦しても良いでしょう。

トラウト釣りテンカラの仕掛け

アイテム 仕様
ロッド 3.4~3.8m
リール なし
ライン レベルライン(竿と同じ長さ)
ハリス(リーダー)
フロロカーボン0.8~1号(1m前後)
フライ 毛バリ12号

テンカラの仕掛けは至ってシンプルです。ロッドの先端、ハリス、フライと3か所結ぶだけで完結します。

レベルラインはフロロカーボンを使用した単糸を指し、初心者の方は4~5号程を選択する方が良いでしょう。

ラインの長さは竿と同程度確保し、ハリス(中継の糸)は1m前後が目安です。

毛バリに関しては市販の物から、自作したもので楽しんでいる方もたくさんみえます。

テンカラのキャスティングには練習が不可欠であり、投げにくいと感じる場合は自重があるテーパーライン(先端が徐々に細くなっているライン)を使用すると良いでしょう。

トラウト釣りミャク釣りの仕掛け

アイテム 仕様
ロッド 4.5m前後
リール なし
ライン ナイロン1号前後
ハリス(リーダー)
0.6-0.8号
目印 化繊目印
重り ガン玉2-3号
マス針9-10号+生餌

ミャク釣りはテンカラ釣りに目印と、ガン玉(重り)が加わり、生餌を使用するのが一般的です。あくまで一般的な装備の為、一概には言えませんが、例えば本流では強度のある竿や仕掛けを選択する場合もあります。

ガン玉 目印 生餌


ガン玉はラインに挟み込む重りで、浮きの代わりに目印を仕込むのが基準です。

生き餌は販売されているイクラやミミズ、上級者の方は現地で調達(自分で捕まえる)し餌として使用している方もみえます。

テンカラと違い重りが付いている分キャスティングしやすい点はメリットであり、初心者の方でも実践しやすく、釣果は抜群です。

トラウト釣り初心者におすすめの仕掛けは?

初心者におすすめするトラウト釣りの仕掛けはルアーフィッシングです。

理由としては以下の点が挙げられます。

  • 装備一式が比較的安い
  • 幅広い釣りに応用できる
  • フライ/テンカラはキャストが難しい
  • 餌釣りは禁止にしている管釣り場が殆どである

ルアーフィッシング装備はピンキリですが、比較的安い金額で揃えることが出来ます。

またルアーフィッシングの構造とキャスト、仕掛けを覚えてしまえば、殆どの釣りに対応でき、トラウトロッドはアジング、ブラックバスや、リールが海水対応であれば堤防釣りにも使用でき、トラウト釣りだけではなく、装備が他の釣りへ活用できる点もメリットです。

フライやテンカラは軽量なルアーを扱うため、キャストとしては初心者の方には難易度は高くなり、スピニングリールであれば小学生からでも十分キャストすることが出来るでしょう。

また餌釣りは殆どの管釣り場で禁止されており、自然化のトラウトを狙うことが主であり、限られた地域で、釣り場所も少ないデメリットがあります。

トラウト釣りは高い装備でなくても十分釣れます、まずは管釣り場でルアーフィッシングから始めてみて下さい。

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トラウト釣りに使用するルアーのカラー選び

カラーの選び方

ルアーのカラー選びは、釣りの成果に大きく影響を及ぼすことがあります。

魚の視覚を刺激し、注意を引くためには、水質、天候、光の条件、ターゲットとなる魚の種類に応じて最適なカラーを選ぶことが重要です。

しかし初心者にとって種類が多すぎて分かりにくいかもしれません、最初は派手系と地味系のカラー2種類あれば大丈夫です。

もちろん好きなカラーを選ぶことも間違いではありません、初めの内はカラーはそこまで気にする必要はありませんが、参考までにカラー別の特徴をみてみましょう。

派手系カラー

  • 目的:濁った水や曇り・早朝・夕方などの低光量条件下で視認性を高める。
  • :蛍光色や鮮やかなピンク、オレンジ、チャートリュースなどが含まれます。
  • 使用時:魚が遠くからでもルアーを見つけやすくなるため、視界が悪い状況やアクティブに餌を追いかける魚を狙う際に有効です。

地味系カラー

  • 目的:自然な環境や餌に近い色合いで、魚に警戒心を与えない。
  • :茶色、オリーブ、グレー、黒や透明など、自然界に存在する色彩です。
  • 使用時:水がクリアで魚の視認性が高い条件、または魚が警戒心を持ちやすい状況で効果的です。

特定の魚カラー

  • 特徴:特定の魚種や状況、地域に合わせた特別なカラーリング。例えば、特定の餌魚を模倣したカラーや、特定の水域で効果的な限定カラーなど。
  • 目的:ターゲットとなる魚に特に魅力的に映るようにデザインされています。
  • 使用時:経験を積んで、その日の条件やターゲットに合わせて緻密な戦略を立てたい時に選びます。

トラウト釣りの季節は?

対象魚 釣期
エリアトラウト 年中※一部冬季休業あり
ニジマス/イワナ/ヤマメ 主に3-9月※解禁期間に準ずる

トラウト釣りの季節は対象魚種によって異なりますが、エリアトラウトに関しては年中楽しむことが出来ます。

しかし山間部で営業しているエリアトラウトは冬季の間は休業している箇所も多く、釣行前に確認して下さい。

渓流釣りは河川を管理する漁業組合によって解禁日が異なり、解禁期間以外釣りは出来ません。河川によって管理する漁業組合が異なる為、対象となる漁業組合にて遊漁券を購入しましょう。

遊漁券は漁業組合HPや釣具店、コンビニなどでも購入できます。

日釣で500~2.000円、年券は5.000円~8.000円。トラウトは雑魚釣に該当する場合が多い為、アユと違い安価な設定金額である組合ばかりです。

トラウト釣りの魅力

エリアトラウトの魅力

釣って食べて二度おいしいトラウト釣り、エリアトラウトで釣れた魚は持ち帰ることも可能です。

対象魚によって異なりますがニジマスであれば、管釣り場によって1人何匹までと定めています。

スーパーで購入すると1匹300円程しますので、食べる分は元を取ることも出来ます。

またエリアトラウトの魅力として、豊富な対象魚がいる点です。

自然下では中々出会えない魚種や養殖によって意図的に作られた改良種、20~30cmの数釣り、50~80cmクラスの大型トラウトも狙える釣り場も数多く存在します。

渓流釣りの魅力

渓流釣りの魅力は自然下の中で釣りが出来るという事です。

また渓流釣りを行う釣り場では、エリアトラウトと違い人と密集するという事はありません。浅瀬の河川ではウェーディングを行い、河川に入水して釣りを楽しむことも出来るでしょう。

エリアトラウトよりも安全面では気を遣うことが多いですが、雄大な景観の中で釣りを行いたい方には適しています。

河川によっては漁業組合が定めるルールがありますので、釣り禁止のエリアなどは事前に確認して下さい。

トラウト釣りのタックルボックス

ハードケースかソフトケース

頑丈さ、座れる 軽量さ、防水性
内部に仕切りがある 仕切りは無し
拡張性〇 携帯性は〇
比較的安価 ハードより高価

タックルボックスにはハードケース(プラスチック製)とソフトケース(EVA製)と分かれます。

ソフトケースは軽量さや携帯性は優れますが、1万円近くするケースが多く、トラウト釣りにおけるエリアトラウトではハードケースを、ネイティブ狙いの渓流釣りでは丸洗いしやすい、ソフトケースの方が使い勝手が良いかもしれません。

用途や収納量も考慮して選んでみましょう。

トラウトタックルボックス5社比較!少し余裕があるサイズを選ぼう

渓流釣りの服装

一般的に渓流用ベストとされるものは2種類。

  • 収納がメインのベスト
  • フローティングモデルのベスト

収納がメインのベストは浮力がありません。フローティングのベストは浮力体が内蔵されている為、万が一の時の安全にも配慮されており、収納+安全性が確保できます。

渓流釣りには小型船舶にも使用できるスペックは不要ですが、より安心感を得たい方は国の基準を満たしたライフジャケットを選んでも良いでしょう。

自然利用した管釣り場や入水しない渓流釣りは収納メインのベストを、ウェーディングでの使用には、レジャー用フローティングベストの使い分けがおすすめ。

【収納用】トラウトベスト10選比較!バッグいらずのおしゃれなモデル

トラウト釣りをするにあたって

釣り場のルールを守ろう

トラウト釣りをするにはルールを守らなくてはなりません。それはエリアトラウトでも渓流釣りでも同様です。

エリアトラウトは場所によって使用できるルアーの制限や細かい規定あります。ルールは釣り場によって異なる為管釣り場に赴く前に確認しましょう。

また渓流釣りに関しては一般的なマナーも大切です。

  • 違法駐車
  • ゴミの持ち帰り
  • 近隣住民への配慮

一度問題になってしまうと釣り禁止などになる可能性もあり、十分配慮して下さい。

近年トラウト釣りだけでなく様々な釣り場で問題が起きており、年々釣り禁止の場所が増えています。

あまり知られてはいませんが、特にトラウトは外来種である魚種が多く、問題をメディアやマスコミが報道してしまうと、特定外来種の様に厳しい目を向けられてしまいます。

次世代までトラウト釣りが出来るように、定められたルールと環境保全は意識するようにしましょう。

ニジマスは外来種って本当?指定はされているが規制はありません

トラウト釣りに行こう

トラウト釣りは対象魚も豊富で奥が深い釣りです。

装備はリーズナブルな価格からでも始められますので、お近くの管釣り場から始めてみて下さい。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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