こんにちは、ニャン吉です。
トラウト釣りでおすすめのフロロカーボンを教えてくれる?
全魚種では定番となっているフロロラインですが、トラウト釣りに使用するような細いラインは種類が少なく分かりにくいですよね。
結論としてシーガ―R18フロロリミテッドが一番のおすすめです。バス用として人気が在るラインですが、1lbから選べます。
この記事ではトラウトラインにフロロカーボンラインを選ぶメリットデメリットから、使いどころまでおすすめのフロロラインを比較して解説していきます。
トラウト釣りに使用するフロロカーボンラインをお探しの方は読んでみて下さい。
トラウトライン4種の特徴
項目 | フロロ | PE | エステル | ナイロン |
---|---|---|---|---|
比重 | 約1.78 | 約0.97 | 約1.38 | 約1.14 |
視認性 | 低い | 高い | 中 | 高い |
感度 | 中〜高い | 高い | 中 | 低い |
伸縮度 | 低い〜中 | 低い | 中 | 高い |
耐久性 | 高い | 高い | 中 | 中 |
交換頻度 | 中〜高い | 低い | 中 | 高い |
飛距離 | 中〜高い | 高い | 中 | 中〜高い |
トラウト釣りで使用されるラインは4種類、それぞれ異なった特徴を持ち、状況に合わせた使い分けが一番です。
つまりどんなラインも適さない場合と、最適な状況があり、各ラインの長所を生かせる状況を見極めることが大切です。
フロロカーボンの特徴を見てみましょう。
特徴 | 説明 |
---|---|
比重が高い | 約1.78で、水に沈みやすい。 |
水中での視認性が低い | 屈折率が水に近く、水中でラインが目立ちにくい。 |
摩擦ダメージに強い | 岩や魚の口などで擦れても、他のラインより耐久性が高い。 |
伸びが少ない | 瞬間的な負荷に対して敏感で、感度が良い。 |
硬くゴワゴワした物性 | 取り扱いに少し癖があるが、レンジキープなど特定の用途に優れる。 |
引っ張り強度は弱い | 同じ太さのナイロンラインに比べて、強度が若干劣ることがある。 |
風に比較的強い | 比重が重いため、風の影響を受けにくい。 |
キャスト飛距離が出にくい | 硬さと重さが影響し、ナイロンやPEラインに比べると飛距離が劣る。 |
ライントラブルが発生しやすい | 物性の硬さから絡みやすく、取り扱いに注意が必要。 |
価格がナイロンに比べて高価 | 性能と耐久性の高さから、一般的にナイロンラインより価格が高め。 |
フロロカーボンの最大の特性は
- 比重が高い=水に沈む
- 摩擦に強い=4種ライン中最高
- 伸びが少ない=PEに次いで感度が良い
これらの特性を生かせるのは水中で使用するルアー全般であり、特に摩擦に強く水に沈む性質は、ボトムでの釣りで最大限生かせます。
またサスペンドミノーや一定層を泳がせたいスプーンやクランクベイトにも最適です。
フロロカーボンラインのデメリットであるゴワつきによるライントラブルや、飛距離に関しては各メーカー年々向上しています。
トラウトラインにフロロカーボンが合う状況
中層からボトムに最適
スプーン、ミノー、クランクベイトと言ったルアーの内最も適している状況は、一定層をキープするルアー、サスペンド系ミノー、クランクベイト、ボトムノックをするようなルアーです。
また他のラインはアングラーからの視認性が高く扱いやすい反面、魚からも見やすくなり、フロロカーボンは水の屈折率に近い為、魚に気付かれにくいメリットもあります。
リーダ―にはフロロが最適
トラウト釣りにおけるリーダーはフロロラインがメインです。
PEやエステルと言ったラインのリーダーは、フロロの摩擦や伸縮の長所を生かしことが出来ます。
PEの場合は同一の引張強度を、エステルの場合はメインラインの2倍程が目安となります。
もちろんエステル以外これと言った決まりはありませんので、対象魚やルアーによって号数を調整しても良いでしょう。
一般的にメインラインで使用されるフロロラインと、ショックリーダーで使用するラインは別途販売されています。
ショックリーダーで使用する場合は専用の物を選んで下さい。
トラウトラインにフロロカーボンが適さない状況
トップウォーターには適さない
フロロラインはトップウォーターには適しません。また水面直下を狙う釣りや、ルアーを水面近くで操りたい場合は、浮力があるナイロンやPEラインの方が適しています。
表層近くで扱うルアーは基本フローティングの為、ラインが先に沈んで行ってしまう状況もあり、操作に支障が出ることもあるでしょう。
1g以下の軽量ルアー
1g以下の軽量なルアー、例えばマイクロスプーンなどは、フロロよりもエステルラインの方が適しています。
エステルラインは比重が約1.38とフロロカーボンより軽く、ナイロンラインよりは重いため、軽量ルアーでも安定してキャストしやすく、狙ったレンジを保ちやすい特性があります。
またフロロカーボンにはない柔軟性がエステルラインにはあり、1g以下のマイクロスプーンや1g前後の軽量ルアーにはエステルライン+フロロカーボンショックリーダーが最適です。
トラウトフロロラインの交換時期
フロロラインの交換目安は特に決まりはありません。個人によって交換頻度の具合は大きく違います。
どんなラインも必ず劣化しますので、100%の性能を発揮したいのであれば、交換サイクルは早いに越したことがありません。
フロロカーボンラインは他の釣り糸と比較して吸水性が低く、そのため劣化がゆっくりと進む一方で、張りがあるために長期間同じスプールに巻き続けると巻き癖がつきやすくなります。
早い人で1日、釣行4.5回に1回、1か月2か月に交換と人によってバラツキがあり、もちろん釣行毎に交換するのが望ましいですが、多くの釣り人はそのようなことをしていたら破産します。
光沢が無くなり、表面が白っぽくなってしまっている場合や、ゴワつきによるキャストのしにくさを感じたのであれば交換しましょう。
釣行回数で交換目安を作ることも分かりやすくて良いと思います。
※根ズレをすると表面がザラ付きます、こまめなラインチェックを行って下さい。
トラウトライン フロロおすすめ
バリバス スーパートラウトエリア VSPフロロ
カラー | ナチュラル |
lb数 | 1.5/2.0/2.5 |
糸巻量 | 100m |
参考価格 | 2.800円 |
レビュー | – |
m当たりの単価 | 約28円 |
バリバスのトラウト専用フロロカーボン、2023年11/8発売の新製品であり、旧モデルよりも性能は向上しています。
VSP製法による分子の密度を15%向上させることで、強度と耐久性を1ランク上げ、SP-Vコーティングにより撥水性が高く、飛距離と耐久性が改善されています。
最も高価ですが、トラウト用最高峰のラインです。
シーガ―R18 フロロリミテッド
カラー | クリア |
lb数 | 1~25 |
糸巻量 | 100m |
参考価格 | 1.500円 |
レビュー | ☆4.4 |
m当たりの単価 | 約15円 |
シーガ―のR18フロロリミテッド、バス釣り用のフロロで人気の商品ですが、トラウト用として愛用している方が多くみえます。
フロロの中では圧倒的売り上げを誇り、実績、評価、価格と3拍子揃っています。
数あるR18の中でリミテッドはトラウトで使用しやすい、1lb~4lbと豊富に選択できる点も魅力です。
東レ トラウトリアルファイターフロロ
カラー | クリア |
lb数 | 1.25/1.5/2.0/2.5/3.0 |
糸巻量 | 100m |
参考価格 | 1.200円 |
レビュー | ☆4.2 |
m当たりの単価 | 約12円 |
東レのトラウトリアルファイター、4lb以下でのラインナップがある貴重なメーカー。
4lb以下でお求めやすいラインであり、シーガ―同様にラインのコストを下げたい方にはお求め安くなっています。
ヤマトヨテグス ファメルトラウトエリアフロロ
1.2/1.5/1.7/2.0/2.5/3.0lb | 2/3/4/5/6/8~16lb |
ファメルトラウト | アディクト |
カラー | クリア |
lb数 | 1.2/1.5/1.7/2.0/2.5/3.0
2/3/4/5/6/8~16lb |
糸巻量 | 100m |
参考価格 | 850円 |
レビュー | ☆4.0 |
m当たりの単価 | 約8.5円 |
4lb以下で最もコスパに優れたメーカー、ヤマトヨテグス。
ヤマトヨデグスは国内釣り糸メーカーであり、昭和元年創業の老舗です。格安メーカーにありがちな品質のばらつきもなく、安心して使用できます。
ファメルトラウトは3lb以下、2/3/4lb辺りではアディクトも良いでしょう。
交換頻度が高い方にもおすすめです。
トラウトラインフロロおすすめ比較
メーカー | バリバス | シーガ― | 東レ | ヤマトヨテグス |
イメージ | ||||
カラー | ナチュラル | クリア | クリア | クリア |
lb数 | 1.5/2.0/2.5 | 1~25 | 1.25/1.5/2.0/2.5/3.0 | 1.2/1.5/1.7/2.0/2.5/3.0
2/3/4/5/6/8~16lb |
糸巻量 | 100m | 100m | 100m | 100m |
参考価格 | 2.800円 | 1.500円 | 1.200円 | 850円 |
レビュー | – | ☆4.4 | ☆4.2 | ☆4.0 |
m当たりの単価 | 約28円 | 約15円 | 約12円 | 約8.5円 |
おすすめはシーガ―のR18フロロリミテッド、程よい価格設定と1.0/1.5/2.0/2.5/3/4lbとトラウト専門では無いものの、信頼性や実績は抜群です。
もちろんバリバスの信頼性は抜群です、しかし価格はシーガ―の2倍近くになる為、コスパはよくありませんし、使用感として2倍の価値があるかは使い手次第だと思います。
さらにコストを下げたいのであれば東レ、ヤマトヨテグス、しかし3/4lbの場合は筆者も愛用しているシーガ―の300m巻きであれば、m当たり4.3円と、フロロリミテッドには使用感では劣るものの、毎回巻き替えてもコスパが高い商品もあります。
コスパ重視の方は3lb以下では東レ、ヤマトヨテグス、3/4lb~ではフロロマイスター300もご検討ください。
気になったラインはチェックしてみましょう。
トラウトラインフロロまとめ
トラウト釣りにおいて一定層を引くルアーであったり、ボトム付近を狙う場合はフロロカーボンラインが適しています。
ルアーによってラインを使い分け、釣果に結び付けましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
トラウト釣りに適したPEラインはこちらの記事をご覧ください。↓
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