こんにちは、ニャン吉です。
渓流がメインなんだけど、トラウト釣りに使用するベストのおすすめを教えてくれる?
トラウトは管釣りと渓流での釣りはベストの選び方が違います。管釣り場では収納メインのベストを、渓流でトラウトを狙う際は、フローティングベストがおすすめです。
フローティングベストは釣り具の収納+安全性も確保できます。
この記事では渓流でトラウト釣りに適したベストの種類から、フローティングモデルの必要性まで、売れ筋のおすすめのベストを比較して解説していきます。
渓流での使用に適した、トラウトベストをお探しの方は読んでみて下さい。
トラウトベストの種類
浮力の有無
一般的にトラウト用ベストとされるものは2種類。
- 収納がメインのベスト
- フローティングモデルのベスト
収納がメインのベストは浮力がありません。フローティングのベストは浮力体が内蔵されている為、万が一の時の安全にも配慮されており、収納+安全性が確保できます。
渓流釣りには小型船舶にも使用できるスペックは不要ですが、より安心感を得たい方は国の基準を満たしたライフジャケットを選んでも良いでしょう。
しかし認証を受けていることでの安心感と安全性が高い製品ではありますが、収納がなく価格が高くなり、動きづらいデメリットもあります。
そこでトラウト釣りにおける陸やウェーダーでの使用には、レジャー用フローティングベストがおすすめです。
浮力の目安は?
浮力(大人用) | TYPE A | TYPE D | TYPE F | TYPE G |
---|---|---|---|---|
浮力 | 7.5kg以上 | 7.5kg以上 | 7.5kg以上 | 5.85kg以上 |
小型船舶の法定備品として搭載できるライフジャケットは4種類存在します。
浮力は7.5kg以上が目安となり、フローティングベストの7.5kg以上のスペックがあれば安全性にも配慮できます。
シマノのレジャー用ライフジャケット推奨表では、河口/淡水エリアは5.85kg~7.5kg以上が推奨されています。
釣りをする場所によって安全性の配慮は異なりますが、浮力7.5kg以上を目安としてください。
桜マーク入りとレジャー用の違い
項目 | 桜マーク入り(TYPE A) | レジャー用 |
カラー | 黄色やオレンジ色などの
発見されやすい色(膨張時) |
自由 |
反射板 | あり | なし |
ホイッスル | あり | なし |
浮力 | 7.5kg以上※1 | 5.85~7.5kg以上 |
船上での使用 | 〇 | ×※2 |
認定機関 | 国土交通省 | 日本小型船舶検査機構 |
収納 | なし | あり |
※1、11.7kg以上もあります。※2、ミニボート(2馬力以下)では使用できます。
船上でない限りライフジャケットは着用推奨であり、義務化はされていません。注意したい点はレジャー用のライフジャケットは船上(2馬力以下はOK)での使用は出来ない点です。
トラウト釣りのベストに浮力は必要?
源流での釣行はフローティングモデル
源流や渓谷を目指す場合は水深が急に深くなる可能性があり、予期せぬ落水や滑落が起こり得ます。
雨上がりや増水時も流れが強くなるだけでなく、鉄砲水の危険も伴い、未経験のエリアで釣りをする場合も安全確保のためにフローティングベストの着用が賢明です。
浮力体がない収納ベストと腰巻型のライフジャケットの合わせた価格よりも、フローティングベストの方が安価に収まる場合もあります。
またウェーダーとの相性も良く、渓流でのトラウト釣りに適しており、長靴での釣行であっても、釣り具の収納に役立ちます。
渓流釣りだからと言って甘く見ない
警視庁の水難事故統計では、死者・行方不明者727人のうち、海での事故が363人(49.9%)と最も多く、次いで河川での事故が245人(33.7%)と続きます。これは、河川でも海と同様に高い危険性があることを示しています。
また統計の内の項目別では魚取りや釣りが死者・行方不明者の25.6%を占めており、渓流で行う釣りの危険性も無視できません。
海や湖と言った船上では安全意識が高まるものの、陸上ではついつい油断しがちです。
「浅瀬だから、流れが緩いから大丈夫」と言わずに、水辺に近づく際は水難事故が起こるかもしれないという意識を持ちましょう。
トラウトベストおすすめ
シマノ ネクサスシリーズの人気モデル VF-142Q
カラー | 2色 |
サイズ | 4 |
撥水 | 〇 |
浮力 | 7.5kg以上 |
ポケット総数 | 4 |
背面ポケット | – |
参考価格 | 13.700円 |
シマノのネクサスシリーズの売れ筋ベスト、VF-142Q。
リミテッドプロが上位モデル2種、ネクサスシリーズは2種、VF-142Qは最下位グレードではありますが、安心のシマノ製の中ではお求め安く人気商品です。
ネクサスの上位モデルは+10.000円となり、浮力体が3Dカッティングの為動きやすい特徴はありますが、浮力は変わりません。
予算が許せば上位モデルの方が好ましいですが、価格としては難しい所、安価にシマノクオリティをお求めの方には良い商品です。
シマノ ゲームベストシリーズの人気モデル
モデル | VF-068T | VF-024U |
カラー | 4色 | 3色 |
サイズ | フリー | フリー |
撥水 | 〇 | 〇 |
浮力 | 5.85kg以上 | 7.5kg以上 |
ポケット総数 | 2 | 5 |
背面ポケット | – | 〇 |
参考価格 | 12.800円 | 17.700円 |
シマノのフローティングモデル、ゲームベストライト、VF-068T。
この手のシマノベストは9種類あり、1万円台前半のお求めやすいVF-068Tが人気です。
ブライヤーホルダーやロッドホルダーも付属し、ルアーケース(20×15×4)が収納できます。
ウェーダーとの組み合わせにも適しています。
他のモデルでおすすめなのは、VF-024U。↓
+5.000円程出せば、前面、背面の収納力アップと、浮力は7.5kg以上となり、機能性と安全性を重視したい方には全モデルの中では比較的安価に購入できます。
VF-024U以上のグレードになりますと2万円を超えますので、価格と性能共にバランスが良い商品です。
ダイワ フロートゲームシリーズの人気モデル
DF-6206 | DF-6421 |
売れ筋NO1 | 売れ筋NO2 |
モデル | DF-6206 | DF-6421 |
カラー | 4色 | 4色 |
サイズ | フリー | フリー |
撥水 | 〇 | 〇 |
浮力 | 7.5kg以上 | 7.5kg以上 |
ポケット総数 | 7 | 5 |
背面ポケット | 〇 | 〇 |
参考価格 | 17.000円 | 13.600円 |
ダイワの人気フロートゲームベスト、2024モデルDF-6224の旧モデル、DF-6206は一番の売れ筋です。
現行モデルはまだ2万円程しますので今が買い時でしょう。収納は少なくなりますが、現行モデルDF-6421も売れています。
DF-6421は1万円台前半でありながら、浮力は7.5kg以上と性能としては申し分ありません。
この手のモデルでシマノとダイワ、どっちが売れているかと言えば断然ダイワです。
PROX
PX399 | PX313 |
売れ筋NO1 | 売れ筋NO2 |
モデル | PX399 | PX313 |
カラー | 4色 | 2色 |
サイズ | 2 | フリー |
撥水 | – | – |
浮力 | 5.85kg以上(S)
7.5kg以上(F) |
7.5kg以上(F) |
ポケット総数 | 6 | 6 |
背面ポケット | 〇 | 〇 |
参考価格 | 7.000円 | 7.300円 |
プロックス一番の売れ筋はPX399。双方価格差は殆どありませんが、前面のポケットの形状が少し違います。
2種類ともサポート付き(+1000円)を選ぶことができ、長時間の釣行で腰の負担を軽減できます。
1万円以下で国内メーカーから購入できる安心感と機能性で、大手2社を凌ぐほどの売れ筋商品です。
安価な無名メーカーよりも、小型船舶用救命胴衣も販売している、プロックスであれば安心して使用することが出来ます。
ウォーターロックス
モデル | WRLV-3137 |
カラー | 3色 |
サイズ | フリー |
撥水 | – |
浮力 | 7.5kg以上 |
ポケット総数 | 6 |
背面ポケット | 〇 |
参考価格 | 7.400円 |
ウォーターロックスはシンプルなデザインが特徴。
価格帯はプロックスと同等ですが、メーカーロゴが控えめな為、シンプルなモデルが欲しい方には良い商品です。
背面には水抜きが考慮されたメッシュ可能、雨天時の釣行でも背面に水が溜まることがありません。
お求めやすい価格で、プロックス同様に人気があります。
トラウトベスト比較
メーカー | シマノ | シマノ | シマノ | ダイワ | ダイワ | PROX | PROX | Water Rocks |
イメージ | ||||||||
モデル | VF-142Q | VF-068T | VF-024U | DF-6206 | DF-6421 | PX399 | PX313 | WRLV-3137 |
カラー | 2色 | 4色 | 3色 | 4色 | 4色 | 4色 | 2色 | 3色 |
サイズ | 4 | フリー | フリー | フリー | フリー | 2 | フリー | フリー |
撥水 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | – | – | – |
浮力 | 7.5kg以上 | 5.85kg以上 | 7.5kg以上 | 7.5kg以上 | 7.5kg以上 | 5.85kg以上(S)
7.5kg以上(F) |
7.5kg以上 | 7.5kg以上 |
ポケット総数 | 4 | 2 | 5 | 7 | 5 | 6 | 6 | 6 |
背面ポケット | – | – | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
参考価格 | 13.700円 | 12.800円 | 17.700円 | 17.000円 | 13.600円 | 7.000円 | 7.300円 | 7.400円 |
上記モデルの中での売れ筋はプロックスPX399、ダイワDF-6206、ウォーターロックス。
コスパ重視であれば1万円以下のモデルがおすすめ。デメリットは撥水性がない点とブランド力ぐらいであり、スペックとしては大手と同様です。
プロックスPX399、シンプルなデザインがお好みの方はウォーターロックスが良いと思います。
VF-024U | VF-068T |
17.700円 | 12.800円 |
シマノで選択するのであれば、VF-024U、安価なVF-068Tは浮力が5.85kg、ポケット数が2個、背面のポケットがありません。
身軽に動ける分は適していますが、収納面では+5.000円出したとしてもVF024Uの方が良いでしょう。
DF-6206 | DF-6421 |
17.000円 | 13.600円 |
ダイワは安価なDF-6421であっても、ポケット数は前後合わせて5が所あり、身軽に動きたい渓流釣りには適しています。
より収納が欲しい方はDF-6206がおすすめです。
気になったフローティングベストはチェックしてみて下さい。
トラウトベストまとめ
フローティングベストは収納性+安全性を得ることが出来ます。
渓流釣りとは言え、流れが速いエリアや水深がある場所では、浮力有のトラウトベストで釣りを楽しんで下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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