こんにちは、ニャン吉です。
ピラルクが観れる水族館を教えてくれる?
世界最大級の淡水魚ピラルクは全国の水族館で飼育されており、映像や写真では味わえないような迫力が水族館で体験できます。
全国各地でもピラルクが観られる水族館として。
- 2m級クラスが圧巻の鳥羽水族館
- パノラマ展示が魅力の栃木県なかがわ水遊園
- 世界最大級の淡水魚専門水族館、アクアトト岐阜
3つ水族館がピラルク鑑賞に特におすすめです。
この記事では全国各地のピラルクが観られる水族館と、よりピラルクを楽しめる見どころまで解説していきます。
ピラルクを水族館に観に行きたい方は読んでみて下さい。
ピラルクが観れる水族館 北海道
北の大地の水族館
北の大地の水族館は、北海道北見市に位置する水族館で、地域特有の海洋生物や生態系を紹介しています。
北海道の自然環境を反映した展示を多く取り入れており、北海道の海や川、湖に生息する様々な魚類や水生生物を見ることが出来ます。
1メートル級のイトウや冷たい北海道の海に適応した魚や海獣の展示には力を入れており、熱帯淡水魚も好評です。
ピラルクが観れる水族館 東北
青森県営 浅虫水族館 – 青森県
青森県営 浅虫水族館は、青森県青森市に位置する水族館で、青い森の豊かな自然を背景に、地域固有の海洋生物を展示が魅力です。
特に青森県沿岸部の海洋生態系に焦点を当てており、地元の海や湖に生息する多様な魚類や他の水生生物を観察することができます。
またイベントも多く開催されており、ピラルクは2階、熱帯淡水魚エリアで待っています。
男鹿水族館GAO- 秋田県
男鹿水族館GAOは、秋田県男鹿市に位置する水族館で、日本海に面した自然豊かな地域の海洋生態系を紹介しています。
特徴は、日本海の海洋生物を中心に展示している点で、特に地元男鹿半島周辺の海の生き物たちに焦点を当てています。
様々な海洋生物の展示だけでなく、触れ合い体験やショーでは、イルカやアシカなどが活躍し、訪問者に楽しみながら学べる貴重な体験です。
ピラルクは3階アマゾンエリアにいます。
長岡市 寺泊水族博物館- 新潟県
長岡市寺泊水族博物館は、新潟県長岡市にあるユニークな水族館です。
日本海に浮かぶ八角形の建物として設計されており、「海に浮かぶ魚の城」とも称されています。約300種10,000点の海水魚や淡水魚、特に日本海の生物に焦点を当てた展示が特徴です。
ダイバーによる餌付けショーやテッポウウオの餌取り射撃ショーなど、様々なショーやイベントが開催されています。また、デンキウナギの放電実験や巨大なトドの剥製なども見どころの一つです。
ピラルクは1階アマゾン水槽にいます。
ピラルクが観れる水族館 関東
サンシャイン水族館 – 東京都
サンシャイン水族館は、東京都豊島区の池袋にある都市型水族館で、サンシャインシティの屋上に位置しています。
屋上を活かした「天空のペンギン」展示や、屋外エリアなど天空のオアシスをコンセプトとした癒しの空間が特徴です。
サンシャインラグーンでは、大きな水槽で魚たちの自由な泳ぎを鑑賞でき、水中パフォーマンスも行われます。また「ふわりうむ」と呼ばれるエリアでは、クラゲが漂うトンネル状の水槽が訪れる人たちを魅了します。
ピラルクは以前は屋内での展示でしたが、屋上の大水槽に移されたとのことです。
栃木県なかがわ水遊園-栃木県
栃木県なかがわ水遊園は、栃木県大田原市に位置する淡水魚専門の水族館。
特徴的なのは、那珂川や世界の川に生息する様々な淡水魚を展示している点で、栃木県唯一の淡水魚水族館として知られています。
アマゾン川の大水槽をはじめ、那珂川の魚たちを含む多彩な展示が訪問者を魅了します。また、様々な体験講座やイベントも開催され、家族連れにも楽しめるスポットとなっており、地元産直の物販もあるので、地域の特産品も楽しむことができます。
以前はピラルク料理を提供していました。
ピラルクは2階南米アマゾンエリア、パノラマ水槽で待っています。
ピラルクが観れる水族館 中部
世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ – 岐阜県
世界淡水魚園水族館 アクア・トトぎふは、岐阜県各務原市に位置する世界最大級の淡水魚水族館です。
ここでは、木曽三川・長良川の源流から河口までの環境と世界の様々な河川の淡水魚が展示されています。
水族館内は4階建てで、長良川の源流から始まり、世界の河川を展示。
魚類を中心に、爬虫類や両生類、鳥類など水辺の生き物が生息する環境が再現されており、訪問者はさまざまな生物のガイドやエサやり体験、学習プログラムなどを楽しむことができます。
ピラルクは1階アマゾン川エリアにいます。
鳥羽水族館 – 三重県
鳥羽水族館は三重県鳥羽市にあり、日本屈指の規模を誇る水族館です。
約1,200種類の海や川の生き物が飼育・展示されており、自然の環境を再現した12の異なるゾーンで構成されています。
特に、日本で唯一飼育されているジュゴンの展示や、ダイオウグソクムシなどの珍しい生物が見どころの一つです。自由に歩いて観覧できる約1.5kmの通路は、来館者に快適な体験を提供します。また、年間約80万人が訪れる人気の観光スポットとなっています。
ピラルクの飼育は30年以上と歴史も古く、2m級の大型のピラルクは圧巻です。
ピラルクが観れる水族館 関西
海遊館 – 大阪府
海遊館(Osaka Aquarium KAIYUKAN)は、大阪市港区にある水族館で、1990年に開館しました。
この施設は「リング・オブ・ファイア」と「リング・オブ・ライフ」をコンセプトに、環太平洋地域の海洋生物を再現した巨大な水槽で知られています。
主な魅力は、ジンベエザメやイトマキエイが遊泳する「太平洋」水槽を含む14の大水槽です。また、この水族館は、日本国内で3位以内に入る年間来場者数、延床面積、屋内水槽の規模を誇り、世界でも上位にランクされています。
ピラルクは7階エクアドル熱帯雨林で観ることが出来ます。
須磨海浜水族園-兵庫県
須磨海浜水族園(スマスイ)は、兵庫県神戸市須磨区の須磨海浜公園内にある水族館です。1987年に現在の施設が開業しました。
※須磨海浜水族園は、2024年6月に「神戸須磨シーワールド」としてリニューアルオープンする予定です。
この水族館は、多様な海洋生物を展示することで知られており、特に波の大水槽やアマゾン館、イルカライブ館などが主要な展示施設。
波の大水槽には造波設備があり、アマゾン館ではチューブ型の水中トンネルを通じてピラルクなどを観察できます。さらにイルカショーは毎日開催されており、訪問者に人気のアトラクションの一つです。
ピラルクが観れる水族館 九州
大分マリーンパレス「うみたまご」 – 大分県
大分マリーンパレス水族館「うみたまご」は、大分県大分市にある水族館で、2004年にリニューアルオープンしました。
この水族館は、約500種類、15,000点の生物を展示しており、大分の自然環境を反映した様々な海洋生物が飼育されています。特に「大回遊水槽」やセイウチのショーが人気で、動物たちとの触れ合いを重視した展示が特徴です。
2004年のリニューアル以来、多くの訪問者を迎えています。また、隣接する高崎山自然動物園とのアクセスも良好で、横断歩道橋で行き来も出来ます。
不定期ですがピラルクの迫力の餌やりも開催しています。
いおワールド かごしま水族館 – 鹿児島県
いおワールドかごしま水族館は、1997年に開館した鹿児島市立の水族館。
この水族館は「黒潮浪漫街道」をコンセプトにしており、黒潮に洗われる鹿児島沿岸や鹿児島湾の海生生物を中心に展示しています。
名物としてジンベエザメやサツマハオリムシがあり、水量1,500トンの黒潮大水槽やサンゴ礁水槽、イルカプールなどが館内の主な施設です。
また、ジンベエザメの展示は「かごしま方式」として知られ、野生への復帰訓練を行った上で放流する方法が取られています
ピラルクは1階ピラルク水槽に展示されています。
水族館でのピラルクの見どころは?
巨体とウロコ
ピラルクのウロコは非常に大きく、1枚のウロコが人間の手のひらほどの大きさにもなることがあります。
ピラルクはの名前は先住民の言葉から来ており、南米の先住民の言葉、特にトゥピ語族の言葉から来ています。
「Pira」は「魚」を、「arucu」または「urucum」は「赤」を意味します。したがって、ピラルクという名前は「赤い魚」という意味を持ちます。
これらのウロコは非常に硬く、保護機能を果たしており、その硬さは伝統的にヤスリや道具として使用された歴史もあります。
通常、銀色や灰色をしており、光に当たると美しい光沢を放ちます。この光沢は水中での視認性に影響を与える可能性があり、捕食者から身を守るためのカモフラージュに役立っていると考えられます。
肺呼吸や餌やりは大迫力
ピラルクは肺呼吸を行うため、定期的に水面に上がって空気を吸います。この行動は約15分から20分ごとに起こることが多いですが、水温や活動レベルによって異なる場合があります。
ピラルクが水面に上がるとき、一般には口を水面に開けて空気を吸い込み、この瞬間は迫力があり、水面から顔を出す様子は特に印象的です。
一部の報告によると、ピラルクは空気を吸う際に特有の鳴き声を発することがあるとされています。水族館ではこの音を聞くことができるかもしれません。
ピラルクの肺呼吸は、酸素の少ない環境でも生き延びることを可能にしており、彼らがアマゾン川のような酸素レベルが低い水域でも生息できる理由の一つです。
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ピラルクは飛ぶ?
時には捕食行動の一環として、または環境の変化や驚きに反応して水面から跳ねることがあります。
現地ではボートやカヤックとの衝突事故もあるようです。
野生化だけと考えられていますが、水族館などの人工的な環境であっても、ストレスや刺激によっても跳ねる行動を見せることがあります。
鳥羽水族館の資料では、成魚でなくても水槽の蓋を簡単に破壊するようですので、小さいサイズのピラルクであっても水族館のバックヤードは網などで囲ってあるそうです。
水面を飛び出す瞬間を水族館でも見られるかもしれません。
水族館でピラルクを観察する際には、これらの独特な行動に注意を向けると、ピラルクの生態についてより深く理解することができ、観察がより面白くなります。
ピラルクってどうゆう魚なの?
淡水魚最大の肉食魚
ピラルクの成魚は長さが2メートルを超え、重さは100キログラムにも達することがあります。
非常に大きな口と鋭い歯を持っており、ピラルクは肉食魚で、非常に強力な捕食者で主に魚、甲殻類、小さな哺乳類です。
ピラルクの繁殖期は通常、雨季にあたり、浅い水域に移動して産卵し、オスが卵を保護します。卵から孵化した稚魚は、最初の数週間は植物プランクトンを食べて生活し、成長するにつれてより大きな獲物を捕食するようになります。
性格は見た目とは裏腹に温厚で、人間を襲うことはありません。
またウィキベテアでは3~4m以上にもなると表記がありますが、乱獲の影響で現地アマゾン川でも2mを超える個体は少ないとされています。
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ピラルクの寿命
ピラルクは比較的長寿の魚で、野生では約15〜20年生きることが一般的です。
ただし、環境条件や栄養状態などによって寿命は変動する可能性があります。
また人工飼育下では適切なケアが行われる場合、20年以上生きることも報告されています。
これらの長寿命は、ピラルクの大きさと捕食者としての地位を反映しており、成長するにつれて彼らの生存率も向上することを示しています。
近年では新種も見つかっている
ピラルクは単型種であると考えられていましたが現在は4~5種存在すると考えられています。
- アラパイマ・ギガシィ(1922年)
- アラパイマ・アガシィ(1847年)
- アラパイマ・・マパエ(1847年)
- アラパイマ・ソーマ(2013年)
※アラパイマは学名。
近年発見されたのは2013年のことです。アマゾンにはまだまだ未開の地があるため現在でも新種の発見の可能性を秘めています。
水族館の表記がどの種であるかも見てみましょう。
ピラルクは現地では食用って本当?
赤身で味は白身魚の様
ピラルクは南アメリカの一部地域、特にブラジルやペルーなどで食用として非常に人気があり、その大きさと味の良い肉のため、地元の市場やレストランでは重要な食材とされています。
ピラルクの肉は鮮やかな赤色で、味は白身魚に似ており、多くの人は非常に美味しいと感じるでしょう。
しかしピラルクの人気が高まるにつれて、過剰漁獲と生息地の破壊が問題です。
そのため、持続可能な養殖方法が研究され推進されており、養殖ピラルクも市場で見られるようになっています。
日本でも食べるられる?
上記で紹介した、栃木県のなかがわ水遊園のアマゾンカフェではピラルク料理を提供していた記録があります。
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