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アカメ釣りに行こう!推奨タックルからルアーと釣れる時期まで

海釣り

こんにちは、ニャン吉です。

アカメの釣り方を教えてくれるかな?

日本最大怪魚とも言われるアカメは1mを超える大物も狙えます。釣り人のロマンが詰まったアカメは数々の釣り人を魅了し続けています。

しかし専門で狙う方はそこまで多くない為、タックルからルアーまで気になりますよね。

この記事ではアカメ釣りの場所、シーズン、推奨タックルからルアーまで、アカメ釣りの注意事項まで解説していきます。

アカメ釣りについて知りたい方は読んでみて下さい。

アカメの最大記録は2mって本当?日本記録から近縁種の世界記録まで

アカメ釣りが出来るところ

アカメ釣りの聖地、高知県へ

浦戸湾 四万十川

アカメ釣りで最も有名であるのは浦戸湾(うらどわん)、高知県高知市にある土佐湾の支湾の一つであり、アカメの日本記録も浦戸湾で上がっています。

アカメはおかっぱりはもちろんのこと船上からも狙うことが出来ます。遠征に行く場合は現地のガイドを頼るのも良いでしょう。

また高知県では四万十川もアカメが釣れるスポットとして有名であり、人気漫画釣りキチ三平のアカメ釣りの舞台として四万十川が描かれていました。

宮崎県は捕獲が禁止されている為、現代で最大サイズを狙うのであれば、高知県の浦戸湾、四万十川へ遠征に行くのが最も可能性が高いと思います。

アカメが釣れる時期

夏の魚としても知られていますが、アカメは年中を通して釣ることが出来ます。

釣り方の特徴
4月 田植えが本格化し、水温上昇によりアカメの産卵移動が活発になる。
5月 水田の水温が高くなり、大型アカメや群れが見られるようになる。産卵への移動が頂点。
6月 アカメにとって最高の時期。広範囲で豊富に釣れ始める。
7月 真夏でも釣りやすく、特に6月から7月が釣りやすい時期。
8月 産卵後のアカメが活発になり、食いつきが良くなる。サイズがまちまち。
9月 アカメが再び移動を始め、集まり始める。鮎や水温の影響で移動。
10月 移動が続き、釣り場によってはアカメが見られることがある。
11月 移動が続き、特に最下流部での釣りが有効になる。大群が居る場合がある。

一般的にベストシーズンと言われるのは、6月から9月です。

夜間のイメージが強い魚ですが、サイトフィッシングで日中も狙うことが出来ます。

アカメ釣りのタックルは?

船上かおかっぱりか

アカメ釣りのタックルは船上からか、おかっぱりで釣るかでタックルは違います。

例えば船上では短めのロッドで構いませんし、リールのラインキャパもそこまで気にする必要はないでしょう。

大型のアカメは100m程走る場合もあり、おかっぱりで釣る場合はある程度のラインキャパがないと心配です。

ベイトタックルで行くか、スピニングタックルで行くかはお好みで構いません、使用するルアーによって選択して下さい。

参考までに釣り界のレジェンド、村田基氏がアカメ釣りに推奨されている、シマノのタックルを見てみましょう。もちろん類似するスペックであればどこのメーカーでも構いません。

推奨タックル 船上

項目 スペック
品番 1604SS-3
全長(ft.) 6’0″
テーパー SS
ルアーウェイト(g) 15-80
ジグウェイト(g) MAX 300
適合ラインナイロン (lb) 16-50
適合ラインPE(号) MAX 6

ワールドシャウラの1604のアンタレスDCMDがベストタックルと言われています。

船上からはショートロッド、ラインはPEは3~4号、リーダーは50-80lbである為、上記程のスペックが必要になるでしょう。

あくまでも大物狙いのスペックですが、万が一30kg級のアカメが掛かったとしても万全の状態で挑めます。

推奨タックル おかっぱり

ベイトタックル

項目 スペック
品番 1785RS-2
全長(ft.) 7’8″
テーパー RS
ルアーウェイト(g) 15-140
ジグウェイト(g) MAX 400
適合ラインナイロン (lb) 16-50
適合ラインPE(号) MAX 6

おかっぱりベイトタックルでは船上よりも長めのロッドで、リールはアンタレスDCMDまたはカルカッタコンクエスト300~400クラスが推奨スペックです。

ラインはPEは3~4号、リーダーは50-80lbと、ある程度のラインキャパがあるリールの方が安心できます。

スピニング

項目 スペック
品番 2833RS-2
全長(ft.) 8’3″
テーパー RS
ルアーウェイト(g) 10-50
ジグウェイト(g)
適合ラインナイロン (lb) 12-30
適合ラインPE(号) MAX 3

スピニングリールはステラC5000または6000クラスが推奨。

釣りをする場所にもよりますが、おかっぱりではかなりヘビーなタックルを使用している方が殆どです。

ワールドシャウラにステラとなるとかなり高額ですが、類似するスペックのロッドやリールであれば問題ないでしょう。

代替えできるロッドとして。

  • シーバスロッド
  • バス用ビックベイトロッド
  • ライギョ用ロッド
  • ジョアジギングロッド

ベイトの場合はPE3~4号に対応、スピニングはPE2~3号に対応できるロッドであれば対応できると思います。

あとは使用したいルアーを考慮していきましょう。

アカメ釣りに使用するルアー

定番はミノーやバイブレーション

DUO RAPALA

ルアーは7cm~18cmクラスの大型のミノーや、バイブレーションが定番ルアーと言われています。

これが良いと言う決まりはありませんが、ラパラ、ノースクラフト「エアオブル」やシンキングミノー、ビッグペンシルが有効とされている為、何種類か用意しておくと良いでしょう。

シーバス用のルアーや、バス釣り用の大型のルアーも効果的です。

ビックベイトにも実績あり

YouTubeなどではアカメをビックベイトで狙ってる方が多く、ビックベイトも効果的です。

シーバス/バス釣り用のビックベイトは種類が多く、その中でも人気のルアーを紹介します。

メーカー ルアー名 重量(g)
デプス スライドスイマー250 約176g
ジャッカル ダウズワン220 約113g
ジャッカル ダウズスイマー220 約102g

デプスのスライドスイマー250も人気ですが、ジャッカルのダウズワンやダウズスイマーの方が軽い為、1日投げ倒すには向いています。

ビックベイトは何万円もするモデルもある為、比較的入手しやすい3モデルがおすすめです。

アカメ釣りが禁止されている県

宮崎県は捕獲禁止

宮崎県では、アカメ釣りが禁止されています。

アカメは宮崎県内全域の河川河口部および隣接する沿岸域に生息し、絶滅危惧2類に指定されている重要な生物です。環境省によって絶滅危惧1B類にも指定されています。

宮崎県では、アカメ(地元では「マルカ」と呼ばれています)の保護を強化するため、2006年からアカメの捕獲を含む釣りを禁止しました。

この措置はアカメが日本の固有種であり、宮崎県の特産魚であるという社会的な価値を考慮したものです。

近年、アカメの幼魚がマニアによる飼育の対象となり、県外で高値で取引される事態もあり、これらの対策がより強化され、罰則もあります。

アカメ釣りをするにあたって

本来であれば宮崎県同様に高知県もアカメ釣りは禁止になっていたかもしれません。禁止にならなかった背景は釣り人から猛反発を受けたからとされています。

環境や生態系に厳しい世論の中で、釣り人への理解を示してくれた高知県には感謝しなくてはなりません。

釣り人が高知県に出来るとこはアカメ釣りを通して経済活性化の手助けをすることと、高知県が定めたルールを厳守することが大切なのではないかと思います。

経済活性化は具体的に上げるとすれば。

  • 宿泊/観光/商業施設を利用する
  • 釣り具(消耗品は現地で調達)

つまり高知県にお金を落とす意識を持つことが大切であり、現地ガイドや施設を利用するだけでも十分効果があります。タックルまで現地で調達するのは難しいですが、消耗品を購入しがてら現地の情報収集をしても良いでしょう。

ルールやマナーに関しては高知県が定める項目は以下のようになります。

釣ったアカメは再放流しましょう。(キャッチ&リリース)

●無用な殺傷はやめましょう。

●販売目的のアカメの捕獲はやめましょう。

●捕ったアカメを他の地域に持ち出さないようにしましょう。

●他の地域で捕ったアカメを持ち込まないようしましょう。

引用元:高知県

また当然のことながら、釣り禁止区域で釣りはしない、ゴミや迷惑駐車は絶対にNG行為です。

一度問題が起きてしまえば、釣り禁止になる可能性もありますし、メディアが取り上げてしまうと世論も禁止、保護の方向に動くでしょう。

生態系保護と経済活動のバランスは難しいです、しかし釣り人にとっても高知県にとってもアカメ釣りが有意義であれば、未来の釣り人にもアカメ釣りを残すことが出来るのではないかと思います。

アカメ釣りまとめ

釣り人のロマンを与え続けてくれるアカメ釣り、それぞれのスタイルで大物を狙ってみて下さい。

また次世代にアカメ釣りを残す為にも、高知県のルールは必ず厳守するようにしましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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